グルーヴィーなYouTuber系(?)ベーシスト5選
最近は音楽の聞き方が多様化しているのもあってか、若い世代に支持されるベーシスト達もYouTubeやInstagram等でも活動しているような、よりローカライズされたプレイヤーが人気があるように感じますよね。
…僕の周りだけ?
みなさんのベースヒーローは誰でしょうか?
王道的なところで行くとレッチリのフリーやMr.Bigのビリーシーン、ジャコやマーカスミラーなどはよく名前に上がりますよね!
ベースの上達にも深く関わる存在なので、特に始めたばかりの子達には
「好きなベーシストをたくさん作ると良いよ」
とよくアドバイスをしていて、そこで僕も知らないようなプレイヤーが上がった時は一緒にYouTubeの演奏動画を見て盛り上がったりもしてます。
そんなわけで、今回はプロアマ関係なく個人的にオススメなYoutuber系(?)ベーシストをご紹介!
MonoNeon
MonoNeon x Doobie Powell: "Happy (remix)" - Pharrell Williams
見た目のクセ!!!
いやちょっと待って、人を見た目で判断するのはよくない、一旦プレイを聴いてみましょう。
…
プレイもクセ!!!!!
…茶番でした。
実は彼USの方ではすでに有名で、かなり大きいステージに立ったりしてます。
基本バックバンドだろうが何だろうが蛍光色なので、音を聴く前から一発でわかるという…笑
バズったのはYouTubeきっかけだったと記憶してるんですが、今でも彼がステージ立ってるの見つけると「えぇー、ベースmononeonだ…!」となぜか笑ってしまう。エンターテイメントの塊かよ。
右利き用のベースをそのままレフティーで構えたり(つまり1弦と5弦が逆)、独特のタッチ感やグルーヴ、何より圧倒的なテクニックも合間って参考にならないベーシストNo.1です。
Sharay Reed
Sharay Reed- Diamonds by Rihanna
圧倒的グルーヴ支配力…!!!え、リアーナの曲だよねこれ?
ゴスペル系のベーシストで、10年くらい前にYouTube上にアップされたとある教会での演奏動画をきっかけに、一部ベーシスト界隈においてザワつきが起きる。(もしかして:Chicago Gospel Musician Jam)
音色、音価、ダイナミクス、アーティキュレーションどこをとってもかっこよくて、ジャコ・パストリアスを初めて聴いた時より衝撃を受け(個人的感想)たベーシスト。
最近はInstagramの方の更新が主立っていて、YouTubeはあまり更新されてないけれど、アカデミックな音の使い方や、アンサンブルをグルーヴに保持し続ける強靭な集中力と熱量のバランス感など参考になる事だらけなので、ベーシストなら要チェック。
Joe Cleveland
Gravity - Sara Bareilles (Joe Cleveland)
同じくゴスペル系からもう一人。
(こっち系が好きな人は「gospel shed」で調べると良い事起こるかも。)
この人もゴスペルの曲でバリバリ弾きまくってる動画が上がってますが、こういうBPMがゆったりした曲でのプレイも素晴らしくて、メロディアスでかつ音数も多すぎない絶妙なラインの取り方や、クライマックスへの持っていき方が特段エモくて、良き。
最近はどうやらK-POPのアーティストのバックもやっているみたいですね。
アッシュ材ボディのアクティブベース(推察)のドシッとした低音が現代的なので、どのジャンルの人も参考になるアプローチが多いんじゃないでしょうか。
…MonoNeonと違って正統派レフティだし。笑
Marta Altesa
Jamiroquai - Time Won't Wait [Bass Cover]
可愛いの暴力がすごい。
神は2物を与えたのか演奏もかっこいいですね、はい。
シンプルないわゆる「弾いてみた」動画なので、ベースの音が聞き取り安く、耳コピが苦手な人はこういう動画を真似から始めちゃうのも全然ありかと思います。
全体に的に演奏が丁寧で良いですよね、発音でリズムをとるんではなくて俯瞰でグルーヴを捉えられてるのが感じ取れるので、僕も見習いたいところ…
こういう音聴くとMusic Man欲しくなりますね。
ちなみにこのYouTube動画をきっかけに実際にJamiroquaiのツアーに参加してしまうというシンデレラガールだったりする。
2年前からSNSの更新とまってしまってるけど、僕は復活を待ち望んでます…!!!
GBass
Incognito - Talkin' Loud - bass cover - Gbass (HD)
…ドチャクソカッケー!
オリジナルトラックに重ねてるとはいえ、何なんだこのマッシヴ感!
凄いかっこいいしテクニックのレベルも高いのになぜか全く伸びてない人。
Warwickを生かした音作りに、さりげなく入れてるグリスやビブラートが激渋い。
オリジナルのIncognitoもここまでの細かいニュアンスでは演奏してなくて、この人の演奏をコピーしてみるとそのレベルの高さがわかってもらえると思います。
ストリートスタイルなファッションと、ドシッとしたプレイが噛み合ってて凄く憧れる。
おわりに
以上5人のベーシストどうだったでしょうか?
グルーヴにフォーカスしたかったのでやたらテクニカルなのは今回紹介してませんが、国内にも超絶系な動画をあげてるプレイヤーさんもいらっしゃいますね。
YouTube Musicが日本でリリースされてから1年経ちますが、「音楽アプリ」としてみた時の認知度はどうなんでしょう、まだ他のサブスクほど浸透しきってないような…?
インディーで発信するような側からすると、YouTubeに動画さえあげれば音源の配信も賄える、というのは大きなメリットなのでもうちょっと広まってくれると嬉しいんですが…
僕を含め世のバンドマンはもうちょっと動画コンテンツも活用した方がいいと思うの。
いずれにしても、YouTubeは音楽市場を牽引していってくれるコンテンツには間違いないので、まずは今後に期待ですね!